この成分は、ビタミンEの一種に属します。特にD-α-トコフェロールは、植物など自然界の中でも存在し、光合成生物によって合成されるそうです。

この分子構造が、8パターンあることから、強い活性があり、抗酸化作用に働きかけるとされています。その他にD-α-トコフェロールは、最も抗酸化作用が強いのだとか。

ビタミンEは、食事からも摂取することができる成分で、大豆・アーモンド・卵黄などの食品に多く含まれることで知られています。

トコフェロールは抗酸化作用が◎

そもそも、抗酸化作用とは、体内の新陳代謝で発生するフリーラジカルを抑えることを指します。

このフリーラジカルは、体内を酸化させてしまう物質で、発がん性もあることから、抗酸化は注目されているのです。

俗に「体が錆びる」というのも、このフリーラジカルの発生によって、酸化された状態ことを意味します。

エイジングでも、紫外線を浴びケアをせずにいると、皮膚が酸化してしまうことが知られています。

皮膚が酸化すると、乾燥だけでなく、しわを刻んでしまったり、ひどくなると炎症を起こすということもあるそうです。

そこで、このD-α-トコフェロールが配合されているコスメでお手入れするのが大切になってきます。

他にもある美容効果

ちなみに分子は、その構造体が異なるだけで、生物学的に働きがかわってくるそうなのですが、D-α-トコフェロール以外の分子構造をもつビタミンEの中には、抗利尿作用をもたらすものもあります。

この作用によって、むくみ解消になり、余分な老廃物を排出してくれることもわかっています。